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むしくいブログ

【B03】夢をかなえるゾウ0 学びのタネ

 

どうも、ふむむんです。🐛

ここでは本を読んで、私の人生に学びを与えた言葉や考え方を紹介したいと思います。

今回の本紹介はこちら⇩

タイトル:夢をかなえるゾウ0

著者:水野敬也

文響社

 

 

【やりたいこと、将来の夢がない人へ行動力を授ける】

 

 ある時、私は父親に『将来の夢は何だったのか?』と聞いたことがある。

父親は漫画家になるのを夢見たそうだ。

どうして夢を目指すことをやめ、会社員となったのか。

漫画家として生活するのが難しいと思い、周囲と同じように会社員になったそうだ。

今では定年退職を目標に、日々いろんな人から文句を言われ苦労をしているようだ。

 私はこの本を読み、夢を持つだけでは自分の人生に何も影響を与えられないと感じた。

夢を持つことは大切だが、その夢をかなえるためには”行動”しなければならない。

行動するためには意志の強さ、”覚悟””野望”が必要だと思う。

そして何より大事なことは、どんなに窮地に立たされても最後まで”自分を信じる”ことができるか。

才能を開花させて短期的に夢を実現できる人もいれば、小さな努力を積み重ねて長期的に夢を実現する人もいる。

 この本ではまず自分のやりたいこと、将来の夢を見つけること。

夢をかなえるためにはどんな行動をする必要があるのか、ガネーシャ流で導いてくれる。

 

大学に行けばやりたいことや夢が見つかるだろう。

とりあえず会社員として生活費を稼ぎながら夢を探せばいいだろう。

でも実際は、忙しかったりいろんな誘惑で夢を見つけることすらできない。

そんな同じ境遇の方に、夢を見つけるきっかけとして伝えられたらと思います。

 

【本のあらすじ・学びのタネ】

 

本のあらすじを簡単に紹介すると。

『夢を持たない平凡の会社員が上司のパワハラに苦しむ。そんな男の前にガネーシャが現れ、夢とは何か?
夢は本当に必要なのか?を解き明かしていく。』

物語に出てくる平凡の会社員とガネーシャ&夢を食べるバクが一緒に夢を探す。

 

私なりにこの本の学びのタネは7つです。

  1. 考えて行動できないなら、考えず行動する
  2. 自分の好きなことを探す
  3. やりたくないことを、やりたいに変える
  4. 負の感情も自分の一部
  5. 日々の生活に初めてを取り入れる
  6. 会う人を増やす
  7. 夢は人生の大きなエネルギー

 

 物語で出てくる平凡な会社員が体験したことは、私も経験があるため自分ごとのように捉えました。

自分と相性が合う人もいれば、合わない人もいます。

仕事上で理不尽なことを言われたり、こちらから反論すればさらに反論される。

そんな時に周囲の人が助けてくれれば乗り越えられるかもしれませんが、みんながそう環境に恵まれるとも限りません。

誰にも頼らず自分で抱え込み過ぎると、必ず身体を壊してしまいます。

そういう時は、苦しい環境から退くのも1つの策だと私は考えています。

自分の人生を優先して、他に方法がないかを模索していくのも方法です。

 

 生きる上で大事なことは、本当に辛い時に『助けて』と口に出して言えること。

自分だけで抱え込み過ぎずに、頼れる人に頼ろう。

自分の人生は1つの生き方だけとは限らない。

 

【ガネーシャの考え方】

 

 私が『夢をかなえるゾウ0』から取り入れた考え方はこちらです。

【夢を持つのとかなえるのとは別の話】

 『まずは自分が本当に好きなことを見つけることが夢を見つける第一歩。

そして本当の好きとは、世の中の人が全員嫌いだと言っても自分は好きと言えること。』

大人になって新しいことにチャレンジすることへの不安だったり、年齢を気にしたり、成功しなかった場合どうなるかなど不安要素は多い。

そして考え過ぎて何も行動せず現状維持、”不安は人間を行動不能”にしてしまう。

一度も人生のレール(周りがするから受験、就職する人)から外れたことがない人は、流され続けていると囚人となってしまう可能性がある。

この本では『もし自分がこれまで仕事選びでいろんな失敗をしてきたなら、職場選びを変えることを恐れ過ぎることはない、自分はそういう経験をしてこなかっただけ』と表現している。

SONY創業者の盛田昭夫氏は『できるだけ恥をかきたまえ』と言った。

マハトマ・ガンジー氏は『本当の強さとは、身体の能力ではなく不屈の意志から生まれる』とも言っている。

なるべく若いうちから経験を積んでいく方がいいのではないだろうか。

 

【やりたくないことを、やりたいに変える】

 休日は外に出たくない、家でゲームしてダラダラと過ごしたい。

そんな場合はおしゃれな喫茶店でコーヒーを頼み、無料で付いてくるパンを食べて読書をしてみる。

 気が乗らない会社の飲み会に参加したくない場合は、気の合う仲間と飲み会をする。

車通勤での渋滞が時間の無駄だと感じる場合は、ラジオを聴いたりYouTubeでノウハウ動画をダウンロードして聴きながら通勤するなど。(運転中の余所見はダメです。)

日常生活でやりたくないと感じることを、やりたいに変えてみると行動力に繋がるのではないだろうか。

 負の感情をただ否定するのではなく、自分の一部と思うことで裏側にはプラスが含まれている。

ドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウアー氏は『私たちの幸福に役立つものは、人間が外に持っているものではなく、内に持っているものだ』と言った。

小さなことから楽しみを見つけていくのもいいだろう。

 

【最高の”楽しい”は、必ず”わからない”を含む】

 『夢は自分が踏んだことのない土の下に埋まっている、夢とは未来というわからないものに対してワクワクすること』であるとこの本では表現している。

それは自分の中にあるものを『掘り起こす』ことと、新たなものに『出会うこと』であると。

いつもと違う道を歩く、違うメニューを頼む、知らないお店に入るなど日々の生活に初めてを取り入れてみると、夢を見つける”きっかけ”にもしかしたら出会えるかもしれません。

 また、この本では人間の欲求には大きく2種類あり、短期的な欲求(寝たい、暇潰ししたい)と長期的な欲求(自分の会社を持ちたい、役立つ発明をしたい)があると記されている。

ゲームやTwitter、YouTubeに慣れ過ぎることで時間をかけて満たしていく欲求、夢からどんどん遠ざかってしまい、夢をかなえる行動力が停滞すると伝えている。

レオナルド・ダ・ヴィンチ氏は『創造しようとするならば、直感に従いなさい』と言った。

娯楽で時間を消費するだけでなく、たまには創造力に時間を費やしてみてもいいかもしれない。

 

【夢は人生の大きなエネルギー】

 本物の夢は『自分への愛』と『他者への愛』両方が必要、最も高い次元で交わった時に表れる思いが自分の『最高』を引き出せる。

そして、最高の行動を選択し続けた人間は、本人がまったく想像しなかった形で夢をかなえる。

この本では夢こそ愛であり、それは原動力にもなると伝えている。

その行動力こそ夢をかなえるための教えではないだろうか。

Appleの共同創業者の一人スティーブ・ジョブズは『自分が本当になりたい姿を知っているのは、自分の心だ』と言った。

世界の投資家ウォーレン・バフェット氏は『1番効果的な投資は、自分自身にする教育である』と言った。

自分の夢を持ち、それをかなえたいと願うのであれば自然と自己投資を選ぶだろう。

 

 夢を実現するために行動した結果、失敗することもある。

しかし、その行動は無駄にはならない。

一つの経験として次に活かしていけばいいと考える。

 

【ガネーシャの課題】

 

 ガネーシャは平凡な会社員にいくつか出す課題の一部を抜粋する。

 1.朝6時に起きて、日の出を見る

  →早朝は誰の邪魔も入らない自由に使える時間

 2.好きな匂い、物、人、場所を見つける

  →頭の回転が悪く、社交性がなく、何の取り柄もないと言われたアインシュタインは自分の好きなことだけを追求していった結果、相対性理論を発見した。

 3.やりたくない依頼を断る、自分の欠点や弱さを告白する

  →本当の自己投資は外面ではなく内面を磨くこと

 4.生活に『初めて』を取り入れ、自分の感情感覚を丁寧に観察、過去の出来事を『伏線』と捉え、希望を持ち続ける

  →初めては不安、不安を避けることは「間違いがないもの」だけを選び、その姿勢が人生を色褪せさせていく

 5.興味を持ったことを一歩深める

  →短期の欲求、長期の欲求でわざわざ面倒なことをしてまで満たしたいと思えないのがよくない

 6.インターネットを1日断ち、自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ

  →ユングは手間暇かけて自分の手で成し遂げることが好きだった

 7.苦手な人の信念を読み取る

  →環境がその人をそうさせているだけかもしれないから

 8.自分と違う分野、文化の人と話す

  →違う視点の考え方が得られる

 9.職業体験型テーマパークで仮体験する

  →何事もやってみないと分からない

 10.欠点や負の感情を自分の一部と思う

  →一部と思うことで愛嬌が出る

 11.自分と同じ痛みを持つ人を助ける

  →ありのままを愛すること

 

【夢を持つことで変われた自分】

 

 小さい頃から色々な経験をしていたら、もっと違う人生を歩んでいたかもしれない。

この本を読んで、そう考えるようにもなったが後悔はしていない。

夢を持つことで行動に意味を持たせることができるようになった。

短距離走や仕事でもゴールが明確になれば、最短最速で目指そうとする。

1位になれなかったら、1位になるための努力をすればいい。

思った成果物にならなければ、人脈などネットワークを増やして完成に近づければいい。

実際に行動することは簡単ではないが、夢を持つことでシンプルに考えるようになった。

 

 自分にとっての最高の人生とは何か、考えることは大事である。

やりたいことができたら、まずはお試しでも実際に行動してみてどうするか判断していくといいのではないだろうか。

 

【まとめ】

 

 この本での学びのタネは7つです。

  1. 考えて行動できないなら、考えず行動する
  2. 自分の好きなことを探す
  3. やりたくないことを、やりたいに変える
  4. 負の感情も自分の一部
  5. 日々の生活に初めてを取り入れる
  6. 会う人を増やす
  7. 夢は人生の大きなエネルギー

 

 この本を読むことで今まで考えていなかった夢、悩んでいた夢、夢を追い続けている。

そんな人へ『夢とは何か?』『夢は本当に必要なのか?』をガネーシャと解き明かしていくことで悩みの解決となる”きっかけ”になるといいです。

 

 最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

夢を見つけるにも、かなえるためにも知識は必要になると思います。

たくさんの本を読むことで、”出会い”があるかもしれません。