むしくいブログ
【B04】明るい方へ舵を切る練習 備忘録
こんにちは。もじもじです。
私はエッセイや暮らしの本をよく読みます。
個人的な読書感想となってしまいますが、宜しければご覧ください📚
今回の本紹介はこちら⇩
タイトル:明るい方へ舵を切る練習
著者:一田憲子
大和書房
私は学生の頃から、周りの目を気にしてしまう癖が抜けない。もしこう言えば、相手を傷つけてしまうかもしれない、怒らせてしまうかもしれないと常に考えてしまう。
社会人になり、接客業に就いてからは、その性格に拍車がかかったように思う。
相手の立場に立って考える癖は接客では役に立ったが、私生活では自分自身を息苦しくさせてしまうことが少なくない。
「あの人今日は機嫌が悪そうだけど、私何か気に触ること言ってしまったかな」と永遠に考えてしまう。
現在勤めている職場は、皆仕事が大好きで日々楽しく勤務しており、誰一人として誰かの陰口を言わない。それ故、私自身も久々に他人の顔色を窺わずに、のびのびと仕事に取り組むことができている。
常に他人の視線や反応に怯えていた昔の私に贈りたい本、もしくはそんな昔の私が現れそうになった時に読みたい本が、一田憲子さんの【明るい方へ舵を切る練習】である。この一冊のメッセージを私なりにぎゅっと一言にまとめると、『ポジティブにいこう!』である。
一田さんは「ポジティブパワーとは同じ道の光の当たる方を歩くことである」と述べている。そして同時に「幸せな方の椅子に座る」ことである。
「悲しいことが起こっても、縁側の光は美しいし、困ったことがあっても、コーヒーはおいしい」この箇所を読み、霧が晴れるような思いになった。周りの反応にびくびくしていても、明るく笑って過ごしても同じ1日。それならば、楽しく過ごした者勝ちである。
もし「あの人、今日は不機嫌だな」と感じてしまった場合、今までの私なら、その原因の矛先を自分自身に向けてしまいがちだったが、本書を読み、「もしかしたら仕事がうまくいかないのかもしれない」あるいは「体調がよくないのかもしれない」など、私以外の原因の可能性を考えることができると思う。
しかし私は、そもそも他人の顔色や様子にアンテナを張らずに、楽しいことだけ考えていればいいという考えではない。良くも悪くも、人が発する気持ちやサインに敏感なのが『私』だからである。
「あの子元気ないなぁ」「あの人何か困ってそう」など、これからも私は細かな異変をたくさん拾っていくと思う。
敏感な『私』が自分自身を苦しめる道へ進まないように、一田さんの言葉をヒントに明るい方の道を歩いてきたいと思う。
- 明るい方へ舵を切る練習
- 同じ道の光の当たる方を歩く
- 自分以外の原因の可能性
- ありのままの自分を認める
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
常に他人の視線や反応に怯えている人でも、自分自身で歩む道の舵を切れるようになれるといいのではないでしょうか。
勇気をもらえるエッセイですので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。