むしくいブログ
【B09】バビロン大富豪の教え 学びのタネ
どうも、ふむむんです。🐛
ここでは本を読んで、私の人生に学びを与えた言葉や考え方を紹介したいと思います。
今回の本紹介はこちら⇩
タイトル:漫画バビロン大富豪の教え
著者:ジョージ・S・クレイソン
文響社
【お金について理解を深める】
お金が何よりも大事だ。とは言わないがあれば人生に大きな影響を与える。
扱い方次第だが良い意味でも、悪い意味でも。
しかし、私たちは生まれてから大人になるまでお金について学ぶ機会が少ないように感じる。
浪費することは簡単だが、自分で稼ぐことは難しい。
それはお金の増やし方を知らなかったり、お金に対する知識が少ないからではないだろうか。
本書籍では金融の起源(銀行の仕組みができた)と言われる古代バビロニアから伝わる、お金を生み出す永久不滅の法則を教えている。
そしてこの考え方は100年も受け継がれているのだ。
小さい頃は親からお小遣いをもらい、手持ち金範囲内で好きな物を買う。
大学生になると欲しい物の価値が高価になるため、アルバイトなどをして稼いだりする。
社会人になり自立すると、家賃や生活費を稼ぐために一生懸命働く。
【本のあらすじ・学びのタネ】
本のあらすじを簡単に紹介すると。
『貧しい職人の息子が一生懸命働いてもお金が増えないと悩む。そこにバビロン大富豪がお金持ちとはお金の増やし方を知っている者だと言い、お金に関する知恵を教える』
バビロニアでの『バビロン5つの法則』『黄金に愛される七つ道具』がお金に対する叡智を生んだ。
この本での学びのタネは黄金法則である7つ道具です。
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えたお金に働かせよ
- 危険や天敵からお金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
実際に大学を卒業してから60歳で定年退職を想定した会社員の生涯賃金は約2〜3億円とされている。
本書籍での教え『収入の10分の1を貯金せよ』に従うことで約2〜3000万円が貯まることになり、定年退職まで貯めることができれば老後資金を確保できるだろう。
ただし、人それぞれの生活基準があるため一概に足りるとは断定できないだろう。
そのため本書籍では老後に必要な金額=360ヶ月×(年金+1ヶ月に必要な金額)と表現している。
仮に1ヶ月の生活費が30万だとした場合、年金(国民年金+厚生年金)がざっくり20万受給できたとすると老後に必要な金額は1億8千万円もの金額が必要となる計算だ。
老後30年間生きるためにこれだけの金額が必要と思うと、早めに老後資金を備える必要があるだろう。
私たちは老後の人生を考える上で、お金との付き合い方を学んでおく必要があると思う。
『世界で最も裕福な8人が保有する資産は、世界の人口のうち経済的に恵まれない下から半分にあたる約36億人が保有する資産とほぼ同じだった』
国際NGO「オックスファム」が報告している。
【バビロン5つの法則】
【バビロン法則①】
”家族と自分の将来のために収入の10分の1以上を貯える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう。”
【バビロン法則②】
”黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明になれば黄金は懸命に働くことだろう。”
【バビロン法則③】
”黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳を傾ける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう。”
【バビロン法則④】
”自分が理解していない商い、あるいは黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう。”
【バビロン法則⑤】
”非現実的な利益を出そうとしたり謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう。
バビロン5つの法則から学んだことは、『得た稼ぎの10分の1を何が何でも貯金し続ける。お金が貯まったら適切なアドバイザーの助言も借りて堅実な投資を実践していく。するとお金がお金を生む状態となり定期収入が入ってきて金銭的な成功に近づく。』
ただ貯めるだけでなく、貯めたお金を働かせて稼いでもらう。そんな不労所得の環境を構築することが大事である。
【黄金に愛される七つ道具】
〜収入の10分の1を貯金せよ〜
まずは給料の10分の1は貯金に回し、残った9割から生活費や趣味、自己投資に回すといいだろう。
ここで肝心なことは、1ヶ月にどのくらい支出をしているか把握することだ。
支出には変動費と固定費があり、固定費は支出額がわかっているため把握しやすいだろう。
10分の1すら貯金に回すお金がないと言う人は、固定費を削減できないか見直す必要がある。
毎月支払う携帯代や保険料などが見直しやすいかもしれない。
〜欲望に優先順位をつけよ〜
無駄遣いをせず、目先の娯楽に費やすことが本当に必要なのかそうでない贅沢なのかを見極め、優先度の低い贅沢な欲望は諦めること。
欲望のままになんでも買ったり時間を消費したりすることは、ただの浪費でしかない。
例えば、将来漫画家を目指している人が知見を広げるために漫画を買って読むことは自己投資になるが、そうでない人が漫画を買って読むことは浪費となる。
趣味を否定するつもりはないが、どうせならSNSで自分の考えを交えて本紹介をしたりブログを書いたりした方が将来の自分へ資産を残せる可能性があると思うのだ。
〜貯えたお金に働かせよ〜
貯めたお金はただ貯金せず、投資に回すことで増える可能性が大きくなる。
もちろん投資はリスクがつきものだが、一攫千金を狙わず長い目で着実に増やす方法を選べば増える可能性は誰にでもあるだろう。
銀行の年利で高い所だと0.2%程度だが、投資信託などを利用すると年利約3%程度は増やすことが可能とされている。100万円預けている場合、銀行は2000円が投資では3万円となるためその差は歴然である。
〜危険や天敵からお金を堅守せよ〜
お金が増えてくると周囲に騙してお金を取ろうとする人が現れるだろう。
そんな時は金融リテラシーを高めて騙されない自分になること。
詳しくない儲け話に乗らず、危険な投資に手を出さず元本をしっかり守るなど。
〜より良きところに住め〜
住まいも大事だ。往復2時間の通勤時間をかけて通勤している人は2時間分の給料が本来なら発生していることになる。仮に時間単価5000円稼げる人だとすると、通勤している間に1万円稼げることになる。20日間通勤した場合は1ヶ月20万円稼いでいることになるため職場の近くに引越しをした方が良いのかもしれない。
また、住宅ローンで購入を考えている人は中古物件を格安で購入して固定費を下げて暮らすのもありだろう。私は賃貸暮らしの時は月額7〜9万円程度のアパート(2LDK)であったが、固定費を下げたかったため田舎の中古物件(庭付き一軒家)を購入した。今では月額3万円程度の家賃で住んでいる。
〜今日から未来の生活に備えよ〜
老後でもらえる国民年金だけを当てにせず、自分年金を作る必要があるだろう。
日本の総人口は減少傾向にあるため、若い世代が減っていく。
そうすると年金を負担している若者がさらに負担をするか、受給額を下げるしかない。
未来はどんな環境になるか分からないため、今から自分や家族の生活を維持できるよう備えておいた方が良いだろう。
〜自分こそを最大の資本にせよ〜
自分で働くにせよ、人やお金を動かして働かせるにせよ元となる最大の資本は自分である。
自分で働くためには健康でいる必要があるし、健康でいるためには適度な運動や食生活が影響してくる。若い頃バリバリ動けていても年齢を重ねるごとに動きが鈍くなってしまうだろう。
人やお金を動かすためにも、知識や経験が必要である。たくさん本を読んだりネットで情報を得たりして、実践を積み重ねていくことで自分一人では非効率であることが理解できるようになっていくだろう。『人』という字は人と人が支え合ってできるように、一人よりも二人、二人よりも三人いた方が効率が上がることもあるのではないだろうか。
7つ道具の知恵を身につけているか、そうでないかで日常の生活での行動範囲が広がる。
余分に払っている部分は削減して、浮いたお金を投資に回す。シンプルな考え方だが実践をして経験値を積むことも大事である。
【まとめ】
この本での学びのタネは黄金法則である7つ道具です。
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えたお金に働かせよ
- 危険や天敵からお金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
本書籍では『お金を持つことが財産ではなく、定期的にお金が入ってくる仕組みが本当の財産である。』と表現している。
確かに宝くじが当たって大金を手にしたら好きな場所へ旅行に行けたり、好きな物を好きなだけ買えたりと夢を見ることはできるだろう。しかし、浪費をすればいずれ底を尽きてしまうのは目に見えている。
目先の娯楽を我慢して投資に回し、定期的な不労所得が入ってくる環境が作れればどれだけ安心ができることか。そのために、もっとたくさんの本を読んだりして学び続ける必要があると私は思う。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今回は漫画版の書籍を紹介しました。
漫画版でも重要な言葉や知識を要約されているので、簡単に読み流したい人におすすめです。
一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか。