むしくいブログ
【B27】時間の超基本 学びのタネ
どうも、ふむむんです。🐛
ここでは本を読んで、私の人生に学びを与えた言葉や考え方を紹介したいと思います。
今回の本紹介はこちら⇩
タイトル:時間の超基本
監修:二間瀬敏史、吉武麻子
朝日新聞出版
【本のあらすじ・学びのタネ】
本書籍のあらすじを簡単に紹介すると。
仕事や家事の時間術を中心に紹介している。
時間を多角的視点で見直し、時間との付き合い方、自由に使う時間、多忙な1日に残された時間をよりよく過ごすためのヒントを提案してくれる書籍である。
この本での学びのタネは3つ。
- 余白の時間を作ろう
- 遠回りこそが最速の近道
- やるべきことに集中する
大事なことは余白の時間をいかに作れるかだろう。
自分の趣味ややりたいことがあっても時間を作ることができなければ行動に移すことすら困難だろう。
時間を有効に使うために、余白の時間を儲けることが重要とされている。
また勉強や仕事にしろ目先のゴールばかり直視するのではなく、目標に早く辿り着くためには遠回りをすることが効果的であるとも表現している。
私たちは日々やらねばならないことを見極め、取り組む時間を確保していく必要があるのかもしれない。
常に忙しいと言葉にしている人は時間に追われている生き方になっているのではないだろうか。
手持ちのタスク全てをやらないといけないのかどうかを見極め、少しでも余白時間を作る努力もしていきたい。
【時間の特性と活用法】
本書籍では時間がないと言う人の特徴と時間がある人の特徴を比較している。
【時間がないと言う人】
→常に締切や仕事のノルマに追われている
→スケジュール帳に余白がない
→行動的で活動量が多い
【時間がある人の特徴】
→1日の仕事の流れが把握できる
→昨日やり残した仕事がない
→昼休憩でリフレッシュできる
→デスク周りが片付いている
→急な業務にも対応できる
→定時で帰れる
→自然と次の目標や仕事のアイデアが浮かぶ
→新しいことにチャレンジしたくなる
24時間という平等な時間は、個々の状況や心境によって異なるそうだ。
時間の感じ方や体調や心の状態に左右されるとも言われている。
体内時計のリズムはザッとこんな感じである。
0時〜3時:最も深い眠り
3時〜6時:体温が最も低下
6時〜9時:血圧、体温の上昇
9時〜12時:意識がはっきりする
12時〜15時:体調がベストの状態
15時〜18時:体温が最高
18時〜21時:血圧が最高
21時〜24時:睡眠ホルモン『メラトニン』が分泌
また体感時間は生きた時間に反比例する感覚を持つようだ。
『ジャネーの法則』とは年齢に占める1年の比率がどんどん小さくなる=時間の流れが速く感じる。
30歳は1年が30分の1に対し、10歳の1年は10分の1の長さに感じるようだ。
人間は新しいことに取り組んでいたり夢中になると充実感のある時間を過ごしているが、飽きていると意識せずに時間を過ごすことになりあっという間に過ぎている感覚になるとか。
1日1日を意識して大事に過ごしていけると良いのではないだろうか。
【時間の管理とPDCAサイクル】
PDCAサイクルを活用した時間の見積もりとはどのようなものなのか。
Plan:かかる時間が予測できるもの、できないものに振り分ける。
予測不可能なものは『かけられる時間』を割り当てる。
Do:割り当てた時間を意識しながら業務を行う。
Check:計画通りに進んでいるかチェックする。
Action:行動の結果から改善点を探る、自分から仕事にかけられる時間の限界を把握する。
ムダな時間をなくすためには車の移動時間、電車の移動時間、誰かとの待ち時間などスキマ時間でできるタスクを抽出しておくのも大事だろう。
また大事なことは『優先順位と予定ブロック化』である。
①重要度高、緊急度高
②重要度高、緊急度低
③重要度低、緊急度高
④重要度低、緊急度低
→極力①、②のみに予定を絞り、確保した『自分時間』は意識的に使っていきたい。
仕事は特に計画→実行→確認→改善のサイクルが重要視されるだろう。
大きいタスクから小さいタスクまでいくらでもある環境の中で、優先順位をつけて対応していかなければ時間がいくらあっても足りないのだ。
【目標設定と時間管理】
目標設定をする前にToDoリストとタスク管理の違いについて触れておきたい。
ToDoリストとはいつかすべきことであり、明確な期限が設けられないものを指す。
タスク管理とは特定の期限までにやるべきものを指す。
やりたいことリストとしてToDoリストを作成する分にはいいが、人は目標(期限)を設定しなければ行動に移す確率が減ってしまうと私は考える。
そこで本書籍で紹介している『6・3・1』の法則で目標を設定するといいのかもしれない。
6ヶ月目標
3ヶ月目標として2つのプロジェクトに分解してみる
1ヶ月目標として上旬、中旬、下旬に分解してみる
小タスクは1週間スケジュールに組み込むといいだろう。
『今やるべきことの時間:人と関わる時間:未来のための時間=3:3:4』で考えられるといいそうだ。
将来繋がっていられる人脈作りや自己投資といった未来のための時間を優先的に使っていけるといいのかもしれない。
いまを生きることも大事ではあるが、将来の自分がどういうライフスタイルで過ごしたいのかも考えておくと時間の使い方が変わるかもしれない。
【効果的な時間の使い方】
1日の大半は仕事先の仲間や関係者と過ごすことが多いと思う。
人と過ごす時間と1人時間では、以下のようなメリットがあるとされている。
【1人時間のメリット】
・開放感
・集中タイム
・休息
・情報遮断タイム
・創造力
・自己肯定感
【集う時間のメリット】
・感情の共有
・信頼関係
・予期せぬ発見
・生産性
・美意識
・コミュニケーション力
1人時間を過ごす時間、人と過ごす時間をバランスよく組むことができるといいのかもしれない。
仕事の場合、まずは自分で考えてみてわからなければ分かる人に聞くことで効率的な時間を過ごすこともできる。
【時間を使った活動とリフレッシュ】
本書籍では休息法を以下のように紹介している。
【パッシブレスト】→目や脳を休ませる
・瞑想をする
・アロマを焚いてストレッチをする
・仮眠をする
・落ち着いた音楽を聴く
・読書をする
【アクティブレスト】】→体を動かし疲れをとる
・スポーツジムで筋トレ
・目当てのカフェまでサイクリング
・音楽を聴きながらのランニングや散歩
・丸一日かけてハイキング
・自然の中でキャンプ
・仲間と共にスポーツサークル活動
今では携帯で欲しい情報がいくらでも入手できる時代。
たまにはデジタルデトックスを意識的にすることで、脳もスッキリするのではないだろうか。
適度な運動をすることで心がスッキリしたりもする。
【時間の価値と重要性】
もう一度時間の価値を考えてみたい。
①時間を増やすことはできない
②失った時間は取り戻せない
③時間の積み重ねが人生を作る
若いうちからやりたいことをやり、将来のために人生経験を積んでおくこと。
後悔しない生き方、理想の人生設計を計画し1歩ずつ行動していけたらいいのかもしれない。
お金は失ってもまた稼げばいい。
失った時間は増やすことはできない。
しかし普段過ごしている時間にはムダな時間があるかもしれない、そんなムダな時間を削減して余白時間を自分のために使っていけるといいのかもしれない。
【まとめ】
この本での学びのタネは3つ。
- 余白の時間を作ろう
- 遠回りこそが最速の近道
- やるべきことに集中する
本書籍では余白時間の大事さを教えてくれた。
予定がびっしりで忙しい毎日を送っている人でも生き甲斐を感じている人もいるだろう。
充実した毎日を過ごしているのであれば特に何か特別なことをする必要もないかもしれない。
しかし、そうでなくただただ毎日忙しくやりたいこともできないでいるとしたら、余白時間を作るために見直し時間を有効に使えたらと思う。
時には自己投資として遠回りをすることが目標に早く辿り着く近道にもなるかもしれない。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
安定した収入を選ぶか、自由な時間を選ぶか。
まずは時間を確保してから少しずつ収入を増やしていくのもありだと私は考えている。
あなたにとって時間とは何か、見つめ直す意味でも本書籍を読んでみてはいかがだろうか。