むしくいブログ

【B11】ME TIME 学びのタネ

 

どうも、ふむむんです。🐛

ここでは本を読んで、私の人生に学びを与えた言葉や考え方を紹介したいと思います。

今回の本紹介はこちら⇩

タイトル:Me Time

著者:池田千穂

ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

【自分の時間ついて理解を深める】

 

 私が社会人になりたての頃は、少しでも上司や会社に貢献できるよう努力に徹していた。

しかし実際は、同僚の中では仕事の進め方が遅く期待に応えられていないように感じてもいた。

そのため、仕事以外で貢献できる場面がないか探すことにしたのである。

私が勤めていた会社では年間行事がいくつかあり、コミュニケーション委員というものが存在していた。

人と話すことが苦手であったが、これを機会に克服できないかと考え積極的に参加することにした。

幸い上司に恵まれていたため、支えられながらも行事の実行委員として活躍できていたと思う。

自分の居場所ができると自信を持てるようになり、少しずつだが仕事にも精が出ていた。

 社会人7年目で環境が大きく変わり、どんな仕事でも自分なりに精一杯勤めていたつもりでいた。

しかし上司や役員からの要求が増え、気づいたら通勤時間含めると16時間程働いていた。

一時期のルーティンは朝ご飯を食べずに早朝出発して、昼休憩はまともに取らず、残業をして帰ったら疲れ果てて寝る。家族とも会話をする機会も減り、そんな毎日を過ごしているうちに自分が本当にやりたいことは会社のためにただただ時間を費やすことではなく、家族との時間を第一に作ることをしたかったのだと。

 本書籍を読んでからは自分の時間について真剣に考えるようになった。

やりたいことは何なのか、どのような人生を誰と過ごしたいのか、日々の暮らしをどのようにしていきたいのか。

生活費を稼ぐためだけに働くのではなく、生活をするための最低限は稼ぎ自由な時間を作る。

そうすることで昔よりもストレスを感じないライフスタイルを手に入れられたと思う。

 

誰かのために努力することは尊敬される存在であるだろう。

しかし、そのために自分のやりたいことを我慢してはいないだろうか?

 

【本のあらすじ・学びのタネ】

 

 本書籍のあらすじを簡単に紹介すると。

忙しくて時間が足りない、と日々嘆く人へ”自分だけの時間”の作り方を提唱している。

忙しさを生む時短や効率化の落とし穴や、相手を優先させる限り、時間は永遠に足りないままであると。私たちが使える時間は24時間ではないとも伝えている。

睡眠時間を除いた朝昼夜のライフスタイルを見える化して、改善できることからしていくことが重要だ。

 

この本での学びのタネは5つです。

  1. ME TIME=自分のためだけの時間
  2. Show=時間を「見える化」する
  3. Edit=時間を編集する
  4. Enjoy=時間を楽しむ
  5. 6つの柱

 

 好きなこと、やりたいことを存分に楽しむ。そんなライフスタイルを誰しもが憧れるのではないだろうか。現実はそううまくいかず、『時間がない』と嘆く毎日だろう。

そもそも『時間がない』とは、言いかえれば自分の持ち時間と、自分がすべきことにギャップがあるとも言える。限られた時間を何に使いたいかを知り、これから何に時間を使うかを選び取ることができれば『時間がない』と嘆かずに済むかもしれない。

本書籍で提唱するSEEメソッド(Show x Edit x Enjoy)のスキルを身につけるためにME TIMEを知るとヒントが得られるだろう。

 

家計の見直しでもまずは何に支出をしているかを見える化することが大事である。

そして固定費なのか、変動費なのかを把握して固定費が減らせれば、確保できたお金を別で使うこともできる。

時間も同様にまずは、1日の時間割を見える化して把握することが大事である。

 

【ME TIMEを知る】

 

 私たちは生活をする上で常に判断をして生きているのではないだろうか。

朝起きて顔を洗って、ご飯を食べて、歯を磨いて、身支度なりして学校や会社に行く。

車で通勤する時も信号を判断したり、電車通学でも時刻に合わせてどの電車に乗るかなど。

会社で仕事をする時は常に一つ一つのタスクを判断して処理していくだろう。

家に帰ってきてからも携帯を見て一休みするのか、お風呂に入るのか、ご飯を食べて寝るのか。

人によってライフスタイルは異なるが、みんな平等に1日24時間と決まっている。

 なかなか自由な時間を作れない原因が何かをまずは見える化していきたい。

まずは『Have to』なのか、『Want』なのかを明確にするといいだろう。

方向性や1番重みを持って取り組みたいことが何なのか、増やす時間、減らす時間をはっきりと決める。

時間の見直しは、自分の生き方の見直しでもあると著者は伝えている。

当時の私は将来やりたいことをイメージしていなかったため、Wantを書き出すことから始めた。

やりたいことが見える化できると、そのために何をするべきかが見えてくる。

やりたいことを100個リストアップできるといいかもしれないが、まずは1個でも2個でも書き出すことが大事だろう。

 

やりたいことリスト一部抜粋

 

Have toとWantは主観満載、好き嫌い全開でいいと本書籍は表現している。

リストでやりたい理由がポジティブよりならWant、ネガティブよりならHave toと区別してもいいだろう。

 

【朝のME TIME】

 

  本書籍でアピールしていることは、通常より少し朝早く起きて朝活をすることである。

ME TIMEの効果が出やすい順番は朝→夜→昼と表現している。

日中は仕事や学校のため物理的に時間を確保するのが難しく、夜は夜更かしに繋がるため非効率とされている。

もちろん朝が苦手な人もいると思うが、とにかく自分の時間が作れそうな時間帯を見つけることだろう。

子育てしている親も、朝早く起きることで子どもが寝ている間は自分の時間を確保できると思う。

日によって確保できる時間は異なると思うので、好きなことをいくつか書き出して自分のしたいことを把握しておき、スキマ時間に何をやるか事前に決めておくのもいいだろう。

 朝活ができたらその日の寝る前に1日を松竹梅で振り返るといいそうだ。

松:自分の理想とする早起きができて、時間を有効に使えたなど、最高の過ごし方ができた場合

竹:時間通りには起きられなかったけれど、少し時間が作れた場合

梅:朝活としてはほとんど何もできなかったけれど、睡眠時間は取れた、朝陽を浴びることができたなど、できたことが見つかる場合

 

朝早くから読書をしたり、教材の動画をYouTubeで見たりすることで学びのある1日がスタートできたような気分になったりする。

モチベーションの上がり方は人それぞれだと思うが、自分のモチベーションを上げられる何かを朝活で実践してみると違った1日がスタートできるのではないだろうか。

 

【夜のME TIME】

 

 夜時間を作るにはいくつか問題があり、それを解決することが必要だと著者はいう。

①仕事や家事が終わらなくて時間が作れない

②家族の都合で時間が作れない

③ついダラダラしてしまって時間が作れない

上記のような問題を解決するためには理想のナイトルーティンを組み立てる必要がある。

①理想の時間割を作る

②現状の時間割を作る

③課題と対策を考える

④定期的に振り返る

午後になるにしたがって、関わる人が増えてくるため『現状と理想のナイトルーティン』を書き出して見える化をすること。

優先順位は高くないけどしたいこと、中断されても構わないけどできたら嬉しいことを夜にこなすといいそうだ。

 

仕事で疲れて帰ってきた状態で勉強や作業をする気力を持つことが難しい場合もあるだろう。

そういう時は気持ちを切り替えて、寝る時間を決めて娯楽休憩もありではないだろうか。

睡眠時間は1日の行動力に影響するため、6〜8時間程度は確保できるだけでも効果が出るだろう。

 

【昼のME TIME】

 

 日中は仕事で自分の時間をほとんど作ることが困難だろう。

お昼休憩を割いてまで勉強や自己投資に時間を使うのは厳しいという人もいると思う。

本書籍ではこんなアドバイスをしている。

①日中、自分が一番調子がいい時間や環境を知ること

②一番調子がいい時間を邪魔されないよう、前もってスケジュールとしてブロックしておく

 またライフワークバランスを6つの柱で考えてみてもいいかもしれない。

①自分が大事だと思う柱を6つ考える

②レーダーチャートをノートに書き、それぞれの柱が足して30になるバランスで現状の線を青で書く

③今後の柱のバランスはどうしたいかの線を赤で書く

 ※30は超えないようにする

 

6つの柱レーダーチャート

 

  

例えば『健康、友人&家族、お金、趣味、キャリア、自己投資』など大きな柱を決める。

健康と友人&家族は8点、自己投資が5点、他が3点という感じでアンバランスになってもいいだろう。

自分が大事にしたい柱が何かを明確にしておくと、自然と優先順位が見えてくるのではないだろうか。

 

 

【まとめ】

 

この本での学びのタネは5つです。

  1. ME TIME=自分のためだけの時間
  2. Show=時間を「見える化」する
  3. Edit=時間を編集する
  4. Enjoy=時間を楽しむ
  5. 6つの柱

 

 計画は立てて終わりではない、実行して初めて意味を成すのだと。

本書籍ではやめることの考え方も提唱している。

『あり方』

 ・自分さえ頑張れば、と我慢しない

 ・自分を過信しない

 ・いい人に見られたいと思うのをやめる

『やり方』

 ・気が進まない誘いは、はぐらかしたり先送りにせずにすぐに断る。

 ・できないと思ったらすぐにお願いする

 ・『助けてサイン』をにおわせず、言葉ではっきり伝える

 

 限られた時間を自分のために使うためにはすでに費やしていることを断捨離する必要もあるだろう。

以前の私は通勤時間に2時間を費やしていたことがある。

1年間続けると730時間になりおよそ1ヶ月分の時間を使っているのだ。

時間単価1000円で考えると73万円分の稼ぎを移動で費やしていることにもなる。

1日の時間を見える化することで見直せる部分も見えてくる。

できることから時間を編集して、作った時間を何に使うかはあなたの自由だ。

やらなきゃ精神にはならないように、時にはぼーっとする時間も大切にしてもいいだろう。

”誰か”ではなく、”自分”のために時間を使おう !
 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

自分のやりたいこと、生きがいを考える。

そうすると、今の自分のライフスタイルに矛盾を感じる人もいるのではないだろうか。

”誰か”ではなく、”自分”のために時間を使えるようになると新しい未来が見えるかもしれない。

一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか。