むしくいブログ
【B23】人を動かす 学びのタネ
どうも、ふむむんです。🐛
ここでは本を読んで、私の人生に学びを与えた言葉や考え方を紹介したいと思います。
今回の本紹介はこちら⇩
タイトル:人を動かす
著者:D・カーネギー
創元社
【必要とされたい自分】
人間は誰だって誰かに必要とされたい生き物ではないだろうか。
立派な職に就くため勉強をして親孝行をする、家族のために働いたり会社のために働いたりする。
誰かの役に立ちたくて努力をしたり、期待に応えるために一生懸命になったりもする。
必要とされているということがモチベーションであり原動力でもあるのだろう。
思い返してみると私の人生は誰かの期待に応えたくて行動してきた記憶が多い。
親の期待に応えるためにピアノの習い事を続けたり、成績を上げるために学校の先生にアピールしたり、選抜メンバーに選ばれるために部活動の練習を一生懸命取り組んだり、就職活動でも合格するために面接の練習をたくさんしてきた。
誰かに認められるため、期待に応えるために努力をすることが当たり前と感じていたのかもしれない。
期待に応えようとすることはとてもいいことだと思う。
しかし、社会人になるとそれを利用とする人もいるため搾取されて自分を見失わないように気を付ける必要もあるだろう。
【本のあらすじ・学びのタネ】
本書籍のあらすじを簡単に紹介すると。
人が生きていく上で身につけるべき『人間関係の原則』を紹介している。
人に好かれる人間関係の構築や人に影響を与えるコミュニケーションのノウハウを伝授。
『人を動かす3原則』『人に好かれる6原則』『人を説得する12原則』『人を変える9原則』の4つのパートで構成されている。
この本での学びのタネは7つ。
- 相手を褒める
- 相手を意識する
- 相手を批判しない
- 聞き手に回る
- 争いから避ける
- 自分から謝る
- 相手の立場で考える
子どもの頃はここまで深く考えずとも気の合う子とはすぐに友達になれた。
多少のわがままな発言や行動もある程度は周囲から認められていたと思う。
確かに我が強いと衝突することもあったが、それでも時間が経つと仲直りをしたりしていた。
しかし、大人になるにつれてお互いの価値観が合わなければ認め合うことが困難になる。
損得感情がそうさせているのかもしれないし、志が芽生えた証拠なのかもしれない。
社会で生きていくために良好な人間関係の構築が必要不可欠ではないかと私は考える。
大人になると不器用になり親友と呼べるような人間関係を築くのが難しいと感じる。
それでも諦めずに、自分からきっかけをつくれたらなにか変わるかもしれない。
【人を動かす】
【人を動かす3原則】
1:批判も非難もしない、苦情も言わない
2:率直で、誠実な評価を与える
3:強い欲求を起こさせる
言葉は人に大きな影響力を与えると私は思う。
関わる人がネガティブ発言や愚痴ばかり言う人とはあまり関わりたくなくなるし、逆にポジティブ発言や積極的にアクションを起こそうとする人にはついて行きたくなる。
もちろん損得感情で動いている裏がありそうな人とは関わりたくないが、自分に正直な人は清々しく感じるものである。
人はその時のモチベーションで表情や雰囲気が変化する生き物であるが、できる限りポジティブな自分でいれたら周囲にもいい影響を与えるのではないだろうかと、前向きでいたいと私は思う。
自らが積極的に動くことで自然と賛同してくれる人が一緒になって動いてくれるかもしれない。
そして自分のために動いてくれた人には心から感謝をすることも大事だと思う。
【人に好かれる】
【人に好かれる6原則】
1:誠実な関心を寄せる
2:笑顔で接する
3:名前は、当人にとって最も快い最も大切な響きを持つ言葉であることを忘れない
4:聞き手に回る
5:相手の関心を見抜いて話題にする
6:重要感を与えるために誠意を込める
赤ちゃんの笑顔には人を惹きつける魅力があるという。
確かに子どもが苦手だったりそこまで好きではない人でも、赤ちゃんの満面の笑みを見ると強張った顔も緩むようだ。
私も子どもの頃はふざけてばかりで友達を笑わせていたためか、自然と他の友達も寄ってきていたと思う。
口下手でお喋りではなかったため昔から聞き手に回ることは多かったが、それはそれでバランスが保たれていたのかもしれない。
今となっては友達の数は減ってしまったが、親友と呼べる友人とは繋がっていることが幸いである。
初めて会った人の名前は必ず覚えておいた方がいいだろう。
次に会った時に名前で呼べるか呼べないかで親密度に差が出るのは確かだと思う。
数年ぶりに会う友人とかであれば、卒業アルバムか電話帳などを見返しておくといいかもしれない。
【人を説得する】
【人を説得する12原則】
1:議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける
2:相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘する
3:自分の誤りを直ちに快く認める
4:穏やかに話す
5:相手が即座に”YES”と答える問題を選ぶ
6:相手にしゃべらせる
7:相手に思いつかせる
8:人の身になる
9:相手の考えや希望に対して同情を寄せる
10:人の美しい心情に呼びかける
11:演出を考える
12:対抗意識を刺激する
夫婦の口喧嘩や友人との言い争い、議論は何も利益を生まないと私は思う。
たとえ自分の言っていることが正しくても論破しようとするだけ火に油を注いでいるようなものである。
そもそも感情的になって話し合うことはまともな解決策が出ない可能性の方が高い。
子ども同士の喧嘩はまだ自制心のコントロールができていないため仕方がない部分もあるが、大人になってもこのままでは困るのだ。
圧力や暴力で解決をするのではなく、人間らしく会話でお互いに解決していけると新しい自分を発見できるかもしれない。
相手を思いやることはコミュニケーションを取る上で大事である。
しかし、一緒にいる時間が長ければ長い程、当たり前となり思いやりの心を忘れてしまうこともある。
お互いの意見を突き通そうとはせず、第3の案を一緒に考える方が有益ではないだろうか。
【人を変える】
【人を変える9原則】
1:まず褒める
2:遠回しに注意を与える
3:まず自分の誤りを話した後、相手に注意する
4:命令をせず、意見を求める
5:顔を立てる
6:わずかなことでも惜しみなく心から褒める
7:期待をかける
8:激励して、能力に自信を持たせる
9:喜んで協力させる
人を変えたければ自分がされて嬉しいことを自ら相手にしてあげるといいのかもしれない。
ちょっとしたことでも褒めたり感謝したり。
大人になると周囲から褒められることは少なくなってしまう。
初めてやってできたのであれば褒めてあげると、表には出さないかもしれないが内心は嬉しいだろう。
子どもが初めて歩けたり、自転車に乗れたり、テストで高得点を取ったりした時は親として素直に褒めるだろう。
同じように大人同士でも褒めあったり、感謝し合ったりしていけたらモチベーションが上がり効率が上がるかもしれない。
人は誰かから応援されると期待に応えようと頑張りたくなると私は思う。
褒められたり、感謝されたら素直に受け入れることも大事だろう。
人という字は人と人が支え合ってできているように、協力し合うことで可能性が広がるだろう。
誰にでも思いやる心を持って自分が変われれば人も変えられるのかもしれない。
【まとめ】
この本での学びのタネは7つ。
- 相手を褒める
- 相手を意識する
- 相手を批判しない
- 聞き手に回る
- 争いから避ける
- 自分から謝る
- 相手の立場で考える
本書籍では人間関係の原則を知ることができた。
本を読んだからといってすぐに変われるわけではないが、知っているのと知らないのとでは差が大きいと私は思う。
まずは自分にできることから試していければ少しずつ環境も変わっていくかもしれない。
大事なことは自分は重要なんだと感じられること。
まずは自分が重要感を手に入れてから周りに分け与えていけるといいのかもしれない。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
人とのコミュニケーションに正解はないかもしれない。
それでも良好な関係づくりをするために思いやりのある声かけや行動は必要だろう。
ぜひ本書籍を読んで原則を学び、ノウハウを取り入れてみてはいかがだろうか。